1学期の期末考査直前に入塾した中学3年生がいました。
その子はそれまで塾に通ったことはなく、テスト対策に真剣に取り組んだこともありませんでした。
しかし、受験を見据え「そろそろやらないと」と思い、自分から両親に相談し入塾を決めたそうです。
期末考査直前だったので、やれることもやれる時間も限られてはいましたが、
1点でも点数を取れるよう頑張りました。
しかし結果は英語が29点、数学も29点でした。
課題が山積で、いくら時間があっても足りないようでした。
ところが、夏休み。
夏期講習と通常の個別授業をちゃんと両立させました。
1日に8時間も授業を受けた日もありました。
英語も数学も、本当に基礎の基礎の基礎から徹底的に再復習しました。
その子らしいゆっくりしたペースでしたが、ちゃんと前進していきます。
集中力が増し、
自分で誤りを見直せる力が身についていくのがわかりました。
そして夏休みが明け、受験生にとって大事な2学期が始まりました。
受験生にとって、内申点をしっかりとることがまず大切です。
その点で、2学期の成績は内申点に大きく響いてきます。
また、2学期で習う内容は受験でよく出題されるとても重要なものだと言われます。
学校の授業を追いかけながら、必要な時には復習を十分にはさみつつ、
宿題もたっぷり出して2学期中間考査に向けてしっかり対策を行いました。
そして結果は、英語が71点(42点up)、数学は67点(38点up)で、
どちらも平均点を超える大躍進でした。
その子なりの点のとり方ができた素晴らしい結果だと感じました。
頑張ったから当然だと言ってしまえばそれまでですが、
頑張ってもこれほどに点を上げるのは簡単なことではありません。
個別学習だからこそ、生徒の学力と現状に応じてカリキュラム(学習内容)を決められます。
そして
なにより、生徒の目をちゃんと見ながら指導すること。これが肝要です。
入試本番まであと少し。
引き続き、勉強と向き合ってください。M君。